2013年3月12日火曜日

湊斗 景明(みなと かげあき)

ゲーム「装甲悪鬼村正 -FullMetalDaemon MURAMASA-」に登場。

陰鬱な雰囲気を持つ青年。非公式のパート警察官・内務省警察局鎌倉市警察署属員を名乗り、
白銀の劔冑・通称「銀星号」が行う虐殺事件を調査している。
漂う雰囲気の暗さは、初対面の相手ならばあまりの陰鬱さに「暗黒星人」とあだ名されるほど。
しかしその雰囲気とは反して、生真面目でおおらかな青年。
少々天然なところがあり、会話中に相手を脱力させることが多い。
拘置所に収監されている囚人であり、容疑は殺人罪十二件うち一件は尊属殺人。
その正体は殺戮者「銀星号」となった義妹である湊斗光を討つべく紅の劔冑・村正を纏って、
親王の後援の下、虐殺事件の裏で暗躍している。自分は死ぬべき人間だと考えており、
銀星号討伐の暁にはその罪の元に処刑されることを望んでいる。
その理由は彼の持つ劔冑、千子右衛門尉村正は呪われた妖甲と名高いもののひとつであり、
敵一人殺したならば味方一人殺さねばならない「善悪相殺」の呪いを持っているため。
かつて養母を守るために、養母を殺し、銀星号によって力を与えられた悪逆を働く代官や
連続殺人犯をもその刃で断ち斬る度に、無辜の人々の血に染まる自分を悪鬼と自嘲し、悩み苦しみながら戦い続ける。
戦闘能力は高く、免状には至っていないが「吉野御流合戦礼法」を修めている。
しかし天才の域ではなく、格上には策を弄して勝利することを狙う。
当初村正とはお互いに利害の一致あって、行動を共にしていたが、
いつしか心が通じ合い、相棒と呼べる存在になっていく。

鬼に逢うては鬼を斬る、仏に逢うては仏を斬る。ツルギの理、ここにあり

「例え汚物に満ちた街であっても、屑を一つ一つ拾う行為が意味を失うことはない」

本当に善良なら、最初から人を殺したりはしないのだ!
 殺しておいてから流す涙など、最も醜悪な偽善に過ぎん!
 人を殺すことは悪業であり、悪業を為す者は悪鬼なのだ!
 俺は悪鬼なのだ!

武道とは何か……?そんなことを俺に訊くのか……どう答えて欲しいのだ?
 正義をかざし悪を討つ刃か、力なき者を守る盾か。クッ……クックックックックッ……
 武道が何かを知りたければ、剣でも槍でも好きな道具を持って来るがいい
 武道を云々するくらいなら、何か使える得物があるだろう?
 それを自分でも他人でも好きな奴に叩き込んでみることだ
 どうなる?何が起こる?そうだそれが答えだ!それが全てだ!!それが武道だ!!!
 そんなものを振りかざして正義?守る?平和?
 クククフフフハハハハ!!この世を平和にしたいなら武道が消えてなくなればいい!!
 あらゆる武器あらゆる武人が、剣も槍も鉄砲火器も、貴様も俺も!!

――これは英雄の物語ではない。英雄を志す者は無用である。
なんとも重い言葉がキーワードな、そんな18禁ゲーム「装甲悪鬼村正」。
この物語の主人公であり、そして悪鬼。それが湊斗景明である。
悪を殺せば、善を殺し、善を殺せば、悪を殺す。その存在は悪ではない、あくまで悪鬼なのである。
物語は義妹を殺すべく、多くの善と悪を殺しながら邁進していく彼の姿を描いたもので
彼の人物像はかなり独特な性癖と多趣味な部分を除けば、優しい好青年といったところ。
自分が行う殺人を「仕方ない」といって割り切ることはせず、
あくまで自分が殺したかった、必要だったから殺したと言い続ける。
その心は殺した人々の命が無駄ではないということの証明であり、
そのために死ぬわけにはいかないと考えてはいるが、
我が身可哀さで死のうとせず、殺すのをやめない自分を許せないという気持ちから
いつか自分を裁く人が現れることを心の支えにしている。
これ以降の話はネタバレすると面白くないので控えるが、各エンディング、後のファンディスクや
外伝作品を考えると、ひたすらに邪悪として、悪鬼としての人生を全うしようとする姿は
ありのままを受け入れて血道をあげているわけではなく、その人柄、優しさ故の行動なんだと、そう思いたい。
ちなみに筆者は彼の劔冑を纏う際の口上で「柳生一族の陰謀」を思い出し、非常に懐かしい気分になった。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

関係ないコメしてもうしわけないのですが、実況プレイはもうしないんですか?
今のフェイスさんの実況がみてみたいです

腐肉喰らい さんのコメント...

あなたは大きな勘違いをしています
私はフェイス氏ではありません
フェイス氏にご用件があれば
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